この記事のポイント
- 睡眠と必要な支度を除いた、使える時間で試す
- 読む・書く・ひと息の中から一つだけ選ぶ
- 準備と終わる時刻を決め、途中でも次へ残せるようにする

朝に10分あっても、あれこれ考えるうちに終わってしまう。
読む、書く、ひと息つく。次の朝は一つだけ選んでおきませんか?
では、本の続きを少し読んでみるか。
しおりを挟んで用意しておけば、すぐに始められますね。
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10分は目安。先に睡眠と必要な支度を確保する
この時間は、早起きして無理に追加するためのものではありません。厚生労働省は、睡眠時間と休養感を確保することを重視しています。眠る時間や朝食、出発前の必要な準備を削ってまで行うものにはしないでください。
空いているのが3分なら、3分でできることに変えられます。朝が忙しい日は見送り、昼や夕方に置いてもよいでしょう。「毎朝10分守ること」より、自分で使い道を選べる時間があるかを考えます。
読む日、書く日、何もしない日を選ぶ
読書なら、昨夜しおりを挟んだところから数ページだけ。メモなら、今日やることを三つ書き、その中で先に着手するものを一つ選びます。静かに過ごしたいなら、飲み物を飲みながら窓の外を見る時間でもかまいません。
これらは朝の使い道の例であり、10分で特別な効果が出るという意味ではありません。始める前に「今日はこれ」と決めると、短い時間の中で候補を探し続けずに済みます。
- 読みたい日:手元の本を開き、区切りのよいところまで読む
- 整理したい日:今日必要なことと、後日に回せることを分ける
- 休みたい日:新しい予定を入れず、落ち着いて過ごす
読書を選ぶなら、読む量を競わない
朝に本を開くなら、読み始める場所が分かるようにしておきます。初めての本は、あらすじや目次だけでもよいでしょう。「今日は何ページも進まなかった」と評価する前に、読みたい内容に目を通せたかを確かめます。難しい箇所に出会ったら、後で読み直す印をつけておく方法もあります。
小説なら、場面の途中でもしおりを挟んでかまいません。続きが気になる場合は、次に読める時間を考えて、出発を遅らせない区切りをつけます。朝の読書は作品を速く消化するための競争にしなくても続けられます。
読むことに気持ちが向かない日は、別の過ごし方を選べます。目や身体が疲れているときまで読書を続ける必要はありません。自由時間として設けた枠なら、内容を変える自由も残しておきましょう。
メモを選ぶなら、今日扱う範囲を小さくする
朝の短いメモでは、頭に浮かぶ課題をすべて解決しようとしません。まず今日必要なことを三つほど書き、そのうち最初に取りかかるものを一つ選びます。例えば「仕事を進める」ではなく「必要な資料を一つ開く」のように、始めの行動まで具体的にしてみます。
仕事の予定だけでなく、自分の生活の用事も書けます。郵便物を出す、帰りに買うものを確認するなど、気になっていた用事を一か所にまとめます。あとから別の依頼が入った場合は、順番を変えてよい予定として扱います。書いた順番を一日中守るためのものではありません。
紙でもスマートフォンでも、自分が後で見つけられる場所に残しましょう。メモを整える作業に時間を使いすぎるなら、箇条書きを数行残すだけで終了します。
ひと息を選ぶ日にも、何かを達成しなくてよい
朝に時間が空いていても、さらに予定を足したくない日があります。その場合は、急がずに飲み物を飲む、座って外の様子を見る、何もせずに休む、と決めてもかまいません。「せっかくの時間だから役立つことをしなければ」と、自由時間まで課題にする必要はありません。
一方、何もしないつもりが通知を追い続ける時間になるのが嫌なら、スマートフォンを少し離れた場所に置くなど、過ごしたい形に合わせた準備を選べます。通知を確認する必要がある人は、見ない時間を短くしたり、必要な連絡だけ確認したりして調整します。
週の終わりに、読書、メモ、ひと息のどれを選ぶことが多かったかを振り返ってみます。一番立派に見える過ごし方を残すのではなく、自分が次の朝にも選びたいものを残すための確認です。
始める準備を小さくする
本を探し、机を片付け、飲み物を用意しているうちに時間が終わることもあります。読む本やメモ帳を前もって一か所に置いておけば、朝に探す作業を一つ減らせます。共有の机なら、小さな箱にまとめるなど邪魔にならない形を選びましょう。
スマートフォンで読む場合は、読みたいページを開けるようにしておきます。つい別の通知を追ってしまうなら、紙の本にする、必要のない通知を一時的に切るなど、自分に合う方法を試せます。
終わり方を決めると、次に戻りやすい
短い時間だからこそ、終わる時刻も決めておきます。出発に余裕を残してタイマーをかける、いつもの時計がある位置に座るなど、時間を確認できる方法を選びます。読書なら途中でもしおりを挟めば、続きは次回に残せます。
終わりに長い感想を書く必要はありません。「次はここから」と一言残す程度でも十分です。数日試して朝に合わないと感じたら、内容や時間帯を変更してみてください。
例えば、朝食と必要な支度が済んでいて、出発まで15分ある日なら、そのうち最初の8分を読書、最後の数分を片付けや持ち物の確認に残す、といった使い方が考えられます。これは時間配分の例です。実際にかかる支度の時間に合わせて変え、出発直前まで読み続ける計画にはしないようにします。
予定より早く用事が入ったら、その日は途中で終えてかまいません。毎回10分きっちり使う条件をつけず、「今日は2ページ」「今日はメモを一行」と残しておけば、次に戻る場所が分かります。反対に時間が余った日も、予定を次々追加する必要はありません。朝の過ごし方が窮屈になってきたら、続ける内容を一つ減らす、実施する曜日を決めるなど、量を小さくする調整もできます。
今日から、ひとつだけ
次の朝に試すことを、一つだけ用意する
時間を増やす前に、すぐ始められる選択肢を用意します。
- 睡眠と必要な支度を除いて、使える時間を確認する
- 読む・書く・ひと息の中から一つを選ぶ
- 必要なものを用意し、終わる時刻を決める

出典・参考資料
資料確認日:2026年10月28日。以下は本文の根拠・参考にした資料です。具体的な取り組み方には、編集上の提案を含みます。
- 厚生労働省:睡眠対策 ↗
必要な睡眠の確保を前提にするための参考資料。10分の配分や読書・メモの例は、医学的効果を主張するものではなく本記事の提案です。